この記事の要点
- 分離症は腰の骨の後ろ側の疲労骨折、すべり症は腰の骨が前後にずれた状態です
- 画像で分離やすべりが見つかっても、それだけで今の痛みの理由とは言い切れません
- 成長期のお子さんの腰痛は、まず整形外科で検査を。大人の方には、腰に負担を集めない動き方を一緒に探します
先に医療機関へご相談いただきたいとき
次のような場合は、整体より先に、整形外科などの医療機関を受診してください。
- 足に力が入らない、つまずきやすくなった(しだいに悪くなっている)
- 尿や便が出にくい、もれる、お尻のまわりの感覚がにぶい
- 転んだ、ぶつけたなど、はっきりしたけがのあとに痛み出した
- 横になって安静にしていても強く痛む、夜中に痛みで目が覚める
- 熱がある、体重が急に減った、がんの治療中・治療歴がある
- 成長期(小学生〜高校生)で、スポーツ中やスポーツ後の腰痛が続いている
当院でも、最初の検査でこうした状態がないかを確認します。必要な場合は、施術の前に医療機関の受診をおすすめしています。
どんな状態か
- 分離症:腰の骨の後ろ側にある「椎弓(ついきゅう)」に、疲労骨折のような切れ目ができた状態です。成長期にスポーツをしている方に多くみられます。
- すべり症:腰の骨が前後にずれた状態です。分離症から進むもの(分離すべり症)と、年齢による変化で起きるもの(変性すべり症)があります。
こんな場面でつらくなりませんか
- 腰を反らす、高いところの物を取ると痛い
- 長く立っていると腰が重だるくなる
- ひねる動き(ゴルフ、野球、テニスなど)で腰が痛む
- お尻や太ももの裏が張る
研究でわかっていること
① 分離症は、めずらしいものではありません
日本の一般の方を調べた研究のまとめでは、分離症がある人は約5.9%と報告されています[1]。
② 成長期は、早く見つけることが大切です
分離症のある子ども23人(41か所)を、コルセットなどで3か月以上治療した研究では、骨がくっついた割合は、初期87%、進行期32%、終末期0%でした[2]。成長期の腰痛は、早めに整形外科で検査を受けることをおすすめします。
③ 画像の所見と腰痛の関係
アメリカの地域住民188人をCTで調べた研究では、分離症が見つかった人は11.5%でした。ただし、分離症やすべり症があることと腰痛があることの間には、はっきりした関連は見られませんでした[3]。
GENRYUが検査すること
- 反らす、ひねる、片脚で立つ。どの動きで痛みが出るか
- 股関節・胸の背骨の動き(腰だけで反ったりひねったりしていないか)
- お腹まわりの支え方、片脚立ちのバランス
この結果を「基準」にして、条件を一つ変えたあとに、もう一度同じ検査をします。その場の変化を一緒に確認します。
ご自宅でできるセルフチェック
立ったまま、ゆっくり腰を反らしてみてください。次に、両手を頭の上に伸ばし、股関節から体を前に押し出すようにして反らしてみます。痛みの出方に違いがあるかをメモします。痛みが強くなる場合は中止してください。
マイベストプロ大分のコラムでも、関連する内容を書いています。
→ 腰椎分離症の発生のしくみと対処法(概要編)
→ 腰椎分離症の発生のしくみと対処法(実践編)
→ 「腰を反る」時、こんな間違いしていませんか?
すべり症・分離症のよくある質問
Q. 子どもが分離症と言われました。受けられますか?
A. まずは主治医の治療方針(コルセット・運動の休止など)を優先してください。医師の許可が出たあと、競技に戻るための体の使い方を一緒に確かめることはできます。
Q. すべり症と言われました。受けられますか?
A. はい、受けられます。医師の診断を前提に、腰に負担を集めない動き方を一緒に探します。
Q. ボキボキ鳴らしたり、強く押したりしますか?
A. そのような施術は行いません。
腰の疲労骨折のあとの痛みでご来院された方の声
高校時代の腰椎の疲労骨折のあと、ひねると痛かった方
「先生の雰囲気や話し方がとても良く、安心して施術を受けることが出来ました。」
高校時代の腰椎疲労骨折のあと、ひねると腰が痛かった方(大分市)
※個人の感想です。ほかの方の声は患者さんの声のページでご覧いただけます。
初回の料金とご予約
通常 11,000円 → 初回限定 半額 5,500円(税込)/所要時間 約90分
※2回目以降は1回 11,000円(税込)です。
問診 → 検査 → 原因の見立て → 施術できる状態かの確認 → 施術 → 再検査 → セルフケアのご案内、の流れで、じっくり時間をとります。
LINEでは、お名前・お困りの症状・症状の経過・ご希望の施術日(曜日・時間帯)をお送りください。
電話 080-7982-0022(受付 9:00〜18:00)/営業時間 9:00〜19:00/定休日 日曜・祝日
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参考文献・引用文献
- [1] Sakai T, Sairyo K, Suzue N, et al. Incidence and etiology of lumbar spondylolysis: review of the literature. J Orthop Sci. 2010;15(3):281-8. doi:10.1007/s00776-010-1454-4 DOI
- [2] Sairyo K, Sakai T, Yasui N. Conservative treatment of lumbar spondylolysis in childhood and adolescence: the radiological signs which predict healing. J Bone Joint Surg Br. 2009;91-B(2):206-9. doi:10.1302/0301-620X.91B2.21256 DOI
- [3] Kalichman L, et al. Spondylolysis and spondylolisthesis: prevalence and association with low back pain in the adult community-based population. Spine. 2009;34(2):199-205. PMID 19139672 PubMed