この記事の要点
- 妊娠中から産後にかけての腰痛・骨盤まわりの痛みは、多くの方が経験します
- 多くは産後に軽くなりますが、長く続いたり、くり返したりする方もいます
- 当院では、抱っこ・授乳・おむつ替えなどの動作を確かめ、ご自宅で続けられる運動をお伝えします
先に医療機関へご相談いただきたいとき
次のような場合は、整体より先に、整形外科などの医療機関を受診してください。
- 足に力が入らない、尿や便の異常、お尻のまわりの感覚がにぶい
- 出産後に熱がある、傷が腫れている、片脚がむくんで痛む
- 尿もれや排便の悩みがある(産婦人科・泌尿器科などでご相談ください)
- 安静にしていても強く痛む、夜中に痛みで目が覚める
当院でも、最初の検査でこうした状態がないかを確認します。必要な場合は、施術の前に医療機関の受診をおすすめしています。
どんな状態か
妊娠中は、赤ちゃんの成長にあわせて体の重心や骨盤まわりの靭帯の状態が変わります。そのため、腰や、骨盤まわり(お尻・恥骨・脚の付け根)に痛みが出ることがあります。骨盤まわりの痛みは「骨盤帯痛(こつばんたいつう)」と呼ばれます。
産後は、抱っこ・授乳・おむつ替えなど、前かがみや片側に体重をかける姿勢が一日に何度も続きます。睡眠不足も重なりやすい時期です。
こんな場面でつらくなりませんか
- 抱っこやおむつ替えで、腰がつらい
- 授乳のあと、腰や背中がこわばる
- 寝返りや、片脚立ちで骨盤まわりが痛む
- 階段や、ズボンをはくときに恥骨のあたりが痛い
研究でわかっていること
① 多くの方が経験します
研究をまとめた報告では、妊娠中の女性の約45%、産後の女性の約25%に、骨盤まわりの痛みや腰痛があるとされています(軽いものを除くと約20%減ります)[1]。
② 長く続く方もいます
スウェーデンで産後約14か月の176人を調べた研究では、痛みがなくなっていた方は19.3%でした。65.3%はくり返す痛み、15.3%は続く痛みがありました[2]。
※回答した方だけの結果なので、実際より多めに出ている可能性があります。
③ 運動
妊娠中の運動の研究をまとめた報告では、陸上での運動で腰痛の痛みと生活の支障が軽くなる傾向がありました(研究の確かさは低い〜中くらい)[3]。産後については、まだ研究が多くありません。
GENRYUが検査すること
- 抱っこ・授乳・おむつ替えの姿勢で、どこに負担がかかっているか
- 片脚で立つ、脚を上げるときの骨盤まわりの安定
- 呼吸とお腹まわりの支え方
- 股関節・胸の背骨の動き
この結果を「基準」にして、条件を一つ変えたあとに、もう一度同じ検査をします。その場の変化を一緒に確認します。
ご自宅でできるセルフチェック
仰向けで膝を伸ばしたまま、片脚を床から20cmほど上げてみてください。左右で重さや骨盤まわりの痛みに差があるかをメモします。次に、両手で骨盤を横から軽く押さえて同じことを試し、違いがあるかを比べます。
痛みが強くなる場合は、無理をせず中止してください。
産後の腰痛のよくある質問
Q. 出産後、いつから受けられますか?
A. 産後の健診で医師から日常生活の制限がないと言われていれば、ご相談ください。帝王切開の方は、主治医の許可をお知らせください。
Q. ボキボキ鳴らしたり、強く押したりしますか?
A. そのような施術は行いません。
出産後の腰痛でご来院された方の声
昔からの肩こりと、出産後の腰痛に悩んでいた方(大分市)
「まず私の悩みをしっかり聞いてくれました。その上で、自分の体の状態を詳しく説明してくれて、どこまで元に戻れるのか教えてくれました。」
※個人の感想であり、効果には個人差があります。ほかの方の声は患者さんの声のページでご覧いただけます。
初回の料金とご予約
通常 11,000円 → 初回限定 半額 5,500円(税込)/所要時間 約90分
※2回目以降は1回 11,000円(税込)です。
問診 → 検査 → 原因の見立て → 施術できる状態かの確認 → 施術 → 再検査 → セルフケアのご案内、の流れで、じっくり時間をとります。
LINEでは、お名前・お困りの症状・症状の経過・ご希望の施術日(曜日・時間帯)をお送りください。
電話 080-7982-0022(受付 9:00〜18:00)/営業時間 9:00〜19:00/定休日 日曜・祝日
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参考文献・引用文献
- [1] Wu WH, Meijer OG, Uegaki K, et al. Pregnancy-related pelvic girdle pain (PPP), I: Terminology, clinical presentation, and prevalence. Eur Spine J. 2004;13(7):575-89. doi:10.1007/s00586-003-0615-y DOI
- [2] Bergström C, Persson M, Mogren I. Pregnancy-related low back pain and pelvic girdle pain approximately 14 months after pregnancy. BMC Pregnancy Childbirth. 2014;14:48. doi:10.1186/1471-2393-14-48 DOI
- [3] Liddle SD, Pennick V. Interventions for preventing and treating low-back and pelvic pain during pregnancy. Cochrane Database Syst Rev. 2015;CD001139. doi:10.1002/14651858.CD001139.pub4 DOI