この記事の要点
- テニス肘(肘の外側)・ゴルフ肘(肘の内側)は、スポーツをしない方にも多く見られます
- 研究では、注射は早く効く一方、1年後には運動療法や様子を見た方のほうが良い結果でした
- 当院では、肘だけでなく、手首・肩・首・神経の関わりまで検査します
先に医療機関へご相談いただきたいとき
次のような場合は、整体より先に、整形外科などの医療機関を受診してください。
- 転んだ・ぶつけたあとに肘が腫れて、曲げ伸ばしできない
- 指のしびれが強い、力が入らない、日に日に悪くなっている
- 肘が急に赤く腫れて熱をもっている、熱がある
- 安静にしていても強く痛む、夜中に痛みで目が覚める
当院でも、最初の検査でこうした状態がないかを確認します。必要な場合は、施術の前に医療機関の受診をおすすめしています。
どんな状態か
テニス肘(上腕骨外側上顆炎):手首を反らす筋肉が付く、肘の外側が痛む状態です。
ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎):手首を曲げる筋肉が付く、肘の内側が痛む状態です。
名前にスポーツが付いていますが、家事やパソコン作業、仕事で手を使う方にも多く見られます。
こんな場面でつらくなりませんか
- 物を持ち上げる、ペットボトルのふたを開けると肘が痛い
- タオルや雑巾をしぼるのがつらい
- パソコンのマウス操作で肘の外側がうずく
- ゴルフやテニスのあとに肘が痛む
研究でわかっていること
① 決してめずらしくありません
福島県の40歳以上の住民1,777人を調べた日本の研究では、テニス肘は2.5%、ゴルフ肘は0.3%でした[1]。
② 注射は早く効くが、1年後は逆転
テニス肘の方185人を、注射・理学療法・様子を見る、の3つに分けた研究では、6週間後は注射が92%で一番良い結果でした。ところが1年後は、理学療法91%、様子を見る83%、注射69%となり、注射は再発が多くなっていました[2]。別の研究(198人)でも、同じ傾向が報告されています[3]。
③ 多くの方は、1年で良い方向へ
上の2つの研究では、様子を見たグループでも1年後には8〜9割が改善していました[2][3]。痛みが強い時期をどう過ごし、再発させないかが大切です。
※ゴルフ肘については、比べた研究が見つかりませんでした。
GENRYUが検査すること
- 痛む場所(外側・内側)と、手首を反らす・曲げる・ひねる動きでの変化
- 握る力と、握ったときの痛み
- 肩・肩甲骨・首の動き
- 腕の神経の通り道(首や肩の位置で症状が変わるか)
この結果を「基準」にして、条件を一つ変えたあとに、もう一度同じ検査をします。その場の変化を一緒に確認します。
ご自宅でできるセルフチェック
肘を伸ばしたまま、手の甲側に軽く力を入れてみてください(テニス肘)。手のひら側にも同じように力を入れてみます(ゴルフ肘)。どちらで、肘のどこが痛むかをメモします。
マイベストプロ大分のコラムでも、関連する内容を書いています。
→ 「テニス肘」など肘の外側や腕が突っ張る症状に効果的な「オススメストレッチ」
→ 肘の痛み(ゴルフ肘)の痛みは神経が原因?「セルフチェック」と「オススメ対策法」
→ テニス肘(肘の外側の痛み)を改善する「肘回し」
痛みが強くなる場合は、無理をせず中止してください。
テニス肘・ゴルフ肘のよくある質問
Q. 病院で注射をすすめられています。
A. 注射を受けるかどうかは、主治医とご相談ください。研究では、注射は短い期間の痛みに効く一方、1年後の再発が多いと報告されています。
Q. スポーツは続けてもいいですか?
A. 痛みが強くならない範囲かどうかを検査で確かめ、量の目安と体の使い方をお伝えします。
Q. ボキボキ鳴らしたり、強く押したりしますか?
A. そのような施術は行いません。
初回の料金とご予約
通常 11,000円 → 初回限定 半額 5,500円(税込)/所要時間 約90分
※2回目以降は1回 11,000円(税込)です。
問診 → 検査 → 原因の見立て → 施術できる状態かの確認 → 施術 → 再検査 → セルフケアのご案内、の流れで、じっくり時間をとります。
LINEでは、お名前・お困りの症状・症状の経過・ご希望の施術日(曜日・時間帯)をお送りください。
電話 080-7982-0022(受付 9:00〜18:00)/営業時間 9:00〜19:00/定休日 日曜・祝日
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参考文献・引用文献
- [1] Otoshi K, Takegami M, Sekiguchi M, et al. Chronic hyperglycemia increases the risk of lateral epicondylitis: the locomotive syndrome and health outcome in Aizu cohort study (LOHAS). SpringerPlus. 2015;4:407. doi:10.1186/s40064-015-1204-3 DOI
- [2] Smidt N, van der Windt DA, Assendelft WJ, et al. Corticosteroid injections, physiotherapy, or a wait-and-see policy for lateral epicondylitis: a randomised controlled trial. Lancet. 2002;359(9307):657-62. doi:10.1016/S0140-6736(02)07811-X DOI
- [3] Bisset L, Beller E, Jull G, et al. Mobilisation with movement and exercise, corticosteroid injection, or wait and see for tennis elbow: randomised trial. BMJ. 2006;333(7575):939. doi:10.1136/bmj.38961.584653.AE / PMID 17012266 PubMed