この記事の要点
- 中高年の半月板の傷は、痛みのない人のMRIにもよく見られます
- 年齢による半月板の傷では、手術と運動療法・見せかけの手術で結果に大きな差がなかったという研究があります
- 当院では、医師の診断を前提に、膝に負担が集まりにくい動き方を一緒に探します
先に医療機関へご相談いただきたいとき
次のような場合は、整体より先に、整形外科などの医療機関を受診してください。
- 膝が途中で引っかかって、曲げ伸ばしできなくなる(ロッキング)
- 転んだ・ひねったあとに急に腫れて、体重をかけられない
- 膝が急に赤く腫れて熱をもっている、熱がある
- ふくらはぎが腫れて痛む
当院でも、最初の検査でこうした状態がないかを確認します。必要な場合は、施術の前に医療機関の受診をおすすめしています。
どんな状態か
半月板は、膝の太ももの骨とすねの骨の間にある、C字形のクッションです。スポーツのけがで傷つくこともあれば、年齢とともにすり減って傷がつくこと(変性による損傷)もあります。
こんな場面でつらくなりませんか
- しゃがむ、膝を深く曲げると痛い
- 膝をひねると、内側や外側に痛みが走る
- 膝が引っかかる感じ、カクッとする感じがある
- 階段の下りがつらい
研究でわかっていること
① 痛みのない人にもよく見られます
アメリカの50〜90歳の住民991人の膝をMRIで調べた研究では、半月板の傷は、50代の女性で19%、70〜90歳の男性で56%に見られました。傷があった人の61%は、この1か月、膝の痛みやこわばりがありませんでした[1]。
② 年齢による損傷と手術
35〜65歳で年齢による半月板の傷がある146人を、半月板を一部切り取る関節鏡手術と、見せかけの手術に分けた研究では、1年後の膝の状態に大きな差はありませんでした[2]。運動療法と手術を比べた研究(140人)でも、2年後の結果に差はありませんでした[3]。
※スポーツのけがによる損傷や、膝が動かなくなる(ロッキング)場合は、この結果に当てはまりません。
GENRYUが検査すること
- 曲げる・伸ばす・ひねるのどこで痛むか
- 太ももの筋力、片脚で立ったときの膝の向き
- 股関節・足首の動き
- 膝の腫れ
この結果を「基準」にして、条件を一つ変えたあとに、もう一度同じ検査をします。その場の変化を一緒に確認します。
ご自宅でできるセルフチェック
いすから立ち上がるときに、膝がつま先より内側に入っていないかを鏡で確かめます。膝とつま先の向きをそろえたときに、痛みが変わるかをメモします。
痛みが強くなる場合は、無理をせず中止してください。
半月板損傷のよくある質問
Q. 手術をすすめられています。
A. 手術を受けるかどうかは、主治医とよくご相談ください。当院では、手術の要否は判断しません。
Q. 膝が急に動かなくなりました。
A. ロッキングと呼ばれる状態の可能性があります。先に医療機関を受診してください。
Q. ボキボキ鳴らしたり、強く押したりしますか?
A. そのような施術は行いません。
初回の料金とご予約
通常 11,000円 → 初回限定 半額 5,500円(税込)/所要時間 約90分
※2回目以降は1回 11,000円(税込)です。
問診 → 検査 → 原因の見立て → 施術できる状態かの確認 → 施術 → 再検査 → セルフケアのご案内、の流れで、じっくり時間をとります。
LINEでは、お名前・お困りの症状・症状の経過・ご希望の施術日(曜日・時間帯)をお送りください。
電話 080-7982-0022(受付 9:00〜18:00)/営業時間 9:00〜19:00/定休日 日曜・祝日
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参考文献・引用文献
- [1] Englund M, Guermazi A, Gale D, et al. Incidental meniscal findings on knee MRI in middle-aged and elderly persons. N Engl J Med. 2008;359(11):1108-15. PubMed
- [2] Sihvonen R, Paavola M, Malmivaara A, et al. Arthroscopic partial meniscectomy versus sham surgery for a degenerative meniscal tear. N Engl J Med. 2013;369:2515-24. PubMed
- [3] Kise NJ, Risberg MA, Stensrud S, et al. Exercise therapy versus arthroscopic partial meniscectomy for degenerative meniscal tear in middle aged patients: randomised controlled trial with two year follow-up. BMJ. 2016;354:i3740. PubMed